商品コード:
D0066004
ドイツ ミュンスター 6ダカット金貨 MDCLXI(1661) VF
直径:約47.4mm 重量:約20.66g 金品位: -
FR1773
発行枚数:-
☆かの有名な、ミュンスター 6ダカット金貨☆
表:5個の冠を載せた6種の紋章(Stromberg,Münster,Borkelo)、中央にミュンスター司教領Christoph Bernhard von Galen(1650-1678)の家紋
裏:ミュンスターの景観(聖パウル大聖堂も含む)、雲の上には刀を持つ聖Paulus(エジプト初の隠者として称えられる3世紀頃の僧侶)
※両面とも「2・5・8・11」時の位置にマウントあり
※表面聖Paulus右下に「6」の字のスクラッチあり
大ピピンと小ピピンがいる。
いきなりそんなことを言われても、ピピンと来ないだろうが、大ピピンは5世紀と6世紀をまたいでピンピンしていたカロリング家の先祖だ。
カロリング家ってなんだ?
フランク王国のメロビング朝に仕えていたくせに、謀反を起こして、造ったのがカロリング朝だ。
What isフランク王国?
尽きない疑問。
はいはい、5?9世紀にかけて西ヨーロッパ全土を支配したゲルマン系の王国。限がないので、これはこれでやめる。
さて、お次は真っ黒い髭で顔がおおわれている小ピピン(714~768)とは何者か?
大ピピンの孫の孫で、初代カロリング朝の国王だ。
その小ピピンの子供、カール大帝によって司教座がおかれたのが、ドイツの街ミュンスターである。
ふ~、ようやくこのコインに描かれている街にたどりついた。
現在は人口約30万の人の大学都市だが、なんといっても有名なのが「ヴェルファーレン条約」だ。
1648年、この条約によってカソリックとプロテスタントの死闘、30年戦争に終止符が打たれたという世紀の和解なのだが、その舞台がミュンスターなのである。
お互い痛み分け。領土を尊重し、それぞれ干渉しない。
早い話が、もう大人なんだから「君は君、僕は僕されど仲よしでいこうよ」ということだ。
事実上、プロテスタントが勝ち取った勝利なのだが。
コインに描かれているのはアルファベットの暗号年号だ。
MDCLXIで1661年。
解読はこうなる。
M=1000
D=500
C=100
L=50
X=10
I=1
すなわちM D+C L+X I
(1000)+(500+100)+(50+10)+1=1661年となる。分かるかな?
第二次世界大戦の戦火で街は破壊されたが、大型コインの裏面にはあちこちに塔が立ち並ぶ17世紀のミュンスターがくっきりと描かれている。
空に浮かぶ聖パウロはどことなく、アニメのようだ。
どんな虎の巻を調べても発行枚数は不明。しかし間違いなく希少であることが分かっている。
大型金貨で希少、買った者勝ちだ。
~上記の解説は「加治将一の部屋」サイト、
蔵出しコインページ[過去に売れ、旅立った蔵出しコイン]より抜粋・引用しました~
※コインの状態は画像をご確認ください
国 | ドイツ |
材質 | 金 |
デザイン | 風景 |
年代区分 | 1600年代 |
グレード | VF VeryFine (美品) |
販売価格:
0
円